著者
栗原 和枝 中井 康裕
出版者
Japan Oil Chemists' Society
雑誌
日本油化学会誌 (ISSN:13418327)
巻号頁・発行日
vol.49, no.10, pp.1191-1202,1301, 2000-10-20 (Released:2009-11-10)
参考文献数
25

界面活性剤の形成する分子集合系の相互作用ならびに特性評価に対する表面力測定の適用を紹介する。表面力測定装置 (SFA) や原子間力顕微鏡 (AFM) について簡単に説明し, 分子集合系に関する詳細な研究が紹介されている。具体的には1) アンモニウム界面活性剤の自発的なベシクル形成に対する対イオンの効果の解明, 2) 塩添加によるベシクルの融合と凝集の機構と相互作用測定, 3)生体リン脂質の二分子膜間相互作用, 4) アミノ酸 (グリシン) 基間の水素結合相互作用, 5) 金属キレート脂質単分子間相互作用とキレート基であるイミノ二酢酸基の異なる解離状態, pH依存, ならびに銅錯体形成過程の評価, 6) 疎水性粒子または親水性粒子と気泡間の粒子-気泡相互作用における界面活性剤の影響の研究について述べられている。

言及状況

外部データベース (DOI)

教えて!goo (1 users, 1 posts)

添付文書の最後のページ(pp183)にSDSとDTABの巨大な差異が書かれていますので読んで下さい。 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jos1996/49/ …

収集済み URL リスト