著者
三上 克央
出版者
消化器心身医学研究会
雑誌
消化器心身医学 (ISSN:13408844)
巻号頁・発行日
vol.22, no.1, pp.2-5, 2015 (Released:2015-09-01)
参考文献数
18

発達障害は,典型的には発達期早期,しばしば就学前に明らかになり,個人的,社会的,学業または職業に機能の障害を引き起こす特徴をもつ。特に,コミュニケーションと社会性,想像性に問題を認める自閉スペクトラム症(Autism spectrum disorder,以下ASD)と腸内細菌との関係が近年注目されている。ASDには消化器症状を併存する頻度が高いとする研究成果は蓄積されつつあるが,近年はさらに,腸内細菌叢が発達障害の症状に影響を及ぼすことを示唆する報告が見られる。本稿では,人の腸内細菌叢の生後発達と腸内細菌叢の役割についてプロバイオティクスの中核であるビフィズス菌を中心に概観した上で,腸内細菌と発達障害の関係に焦点を当てて考察するとともに,腸内細菌の健全化の観点から,発達障害の症状に対する予防的アプローチの可能性にも言及した。

言及状況

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しかし,ASDの原因論として腸内細菌叢を位置付けることは早計である。 おわり 以下、ソースです 腸内細菌と発達障害(第82回「消化器心身医学研究会」シンポジウムより) https://t.co/yaxp4vD1EL
そう言えばさっき腸内細菌とADHDの話を読んだけど、これは知らなかった。 本当? https://t.co/yKfxmEyzPe
“腸内 細菌叢の安定化を早期に図ることにより ASD 症状を軽減 することは,仮説としては十分成立し得る。しかし,ASD の原因論として腸内細菌叢を位置付けることは早計であ る” →腸内細菌と発達障害 https://t.co/N82KERHRzp

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