著者
間下 大樹志 小石原 暉 福井 康祐 中村 英光 浅見 忠男
出版者
日本農薬学会
雑誌
Journal of Pesticide Science (ISSN:1348589X)
巻号頁・発行日
vol.41, no.3, pp.71-78, 2016-08-20 (Released:2016-08-23)
参考文献数
36

近年,ストリゴラクトンの生合成や情報伝達に関する研究は飛躍的に進展しており,ストリゴラクトン加水分解活性も併せ持つストリゴラクトン受容体D14の構造に関してもその結晶構造が詳細に解析されている.筆者らはこれまでにD14とストリゴラクトンの相互作用について解析し,X線結晶構造解析によりD14によるストリゴラクトン加水分解産物であるD-OHがD14に再認識されることを見出した.本研究ではこの結晶構造解析情報を利用してファーマコフォアモデルを構築しin silicoスクリーニングを行い,約470万の化合物ライブラリーの中から受容体に結合することが予測された候補化合物XM-47を得た.またXM-47は水溶液中で容易に2-methoxy-1-naphthaldehyde (2-MN)へと加水分解することが予測されたが,酵母ツーハイブリッド系やイネへのストリゴラクトン作用の解析系を用いた実験の結果,2-MNがストリゴラクトン情報伝達阻害剤として機能することが示された.

言及状況

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【植物】【化学生物学】植物ホルモンのストリゴラクトンの作用をなかったことにする受容体拮抗薬に2-メトキシ-1-ナフトアルデヒド。構造が簡素だが、イネやストライガで効果を確認できた。園芸用の生長調節剤や、研究試薬に。OA https://t.co/tUtRGcT9Mu

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