著者
江頭 一輝 松尾 幸治 渡邉 義文
出版者
日本生物学的精神医学会
雑誌
日本生物学的精神医学会誌 (ISSN:21866619)
巻号頁・発行日
vol.22, no.3, pp.207-211, 2011 (Released:2017-02-16)
参考文献数
19

修正型電気けいれん療法(m-ECT)はうつ病をはじめ種々の精神疾患および一部の神経疾患に対し有効な治療法である。m-ECTのさらなる普及およびECTの治療効果や副作用を適切に議論するためにm-ECT施行方法の標準化が求められているが,発作の有効性を評価するための発作時脳波評価の具体的な基準は,われわれの知る限り報告されていない。欧米では発作時脳波スケールを用いた発作時脳波と治療効果の関連について,その性状が良いと治療効果も高いという所見が多くみられている。われわれは,発作時脳波スケールを用いたECT施行アルゴリズムを作成し,このアルゴリズムの臨床的有用性について後方視的検討を行った。アルゴリズムを導入した群は導入しなかった群と比べて少ないECTセッション数,短いECT期間で改善しており,本アルゴリズムの臨床的有用性が示唆された。

言及状況

外部データベース (DOI)

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電気けいれん療法という方法ですね そのためには、まずは慎重に診断から始めます 手順もあります 日本生物学的精神医学会 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsbpjjpp/22/3/22_207/_pdf

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