著者
西田 一彦 西形 達明 玉野 富雄 森本 浩行
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木学会論文集 (ISSN:02897806)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.750, pp.89-98, 2003-12-21 (Released:2010-08-24)
参考文献数
14
被引用文献数
2 2

城郭石垣の多くは構築から400年前後経過しており, 崩壊の危機にさらされている箇所が数多く存在している. 城郭石垣の保存のために, 現在の形状を計測し把握するとともに, 城郭石垣構築当時における状態を推定するために石垣構築技術についての記述がある「後藤家文書」,「石垣秘伝之書」および「石墻書」の三つの構築手法を明らかにすることで反り曲線勾配部分について数式化することを試みた. この両者の比較により, 構築当時からの変形状況が把握でき, 現在多くの城郭石垣で問題となっている孕み出しの大きさを算出することが可能となった. さらに, 崩壊の危険性の判断や修復の必要性および修復形状などへの活用が可能となる.

言及状況

外部データベース (DOI)

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2003年土木学会論文集「城郭石垣断面の設計法とその数式表示に関する考察」 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscej1984/2003/750/2003_750_89/_pdf 日本オペレーションズリサーチ学会1988年6月号 「石垣の曲線 様式の数理」 http://www.orsj.or.jp/~archive/pdf/bul/Vol.33 ...

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熊本城1599建築 稜線にほぼ直角 宇土櫓 のり返し:武者返し:加藤清正考案? 2003 城郭石垣断面形状の設計法とその数式表示に関する考察 https://t.co/dgHHkf3UyZ #nhkbsp よみがえれ熊本城 サムライの"英知"を未来へ[再]

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