著者
馬嶋 健一郎 藤原 正則 和田 亮一 村木 洋介 光島 徹
出版者
一般社団法人 日本消化器がん検診学会
雑誌
日本消化器がん検診学会雑誌 (ISSN:18807666)
巻号頁・発行日
vol.56, no.2, pp.120-129, 2018 (Released:2018-03-17)
参考文献数
32

便潜血検査(fecal occult blood test:FOBT)陽性者に施行した大腸CT検査の診断精度を全大腸内視鏡検査を標準として検証した。当施設の任意型検診において, FOBT陽性者に対し同日に大腸CT検査と全大腸内視鏡検査を施行した120名を対象とした。前処置法は3%となるようにガストログラフイン®を混合したニフレック®液を使用した。大腸CT検査における患者ごとの感度, 特異度は, 6mm以上の病変で感度85.7%(30/35), 特異度95.3%(81/85), 10mm以上の病変で感度100%(17/17), 特異度98.1%(101/103)であった。FOBT陽性者に対する精密検査として大腸CT検査の精度は良好であり, 精検法となり得ると考えられる。

言及状況

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は?高すぎるやん?って思ってよく読んでみた。便ヘモ陽性の患者を、1次読影(技師)、2次読影(読影エキスパート)やって、さらにタギングという処理で見やすくして特異度95%やったって話でした。救急外来で大腸癌疑ってない状態では難しい。タギング無しなら特異度50%代。https://t.co/vrb3rPDgHF

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