著者
武田 親宗 美馬 裕之 川上 大裕 浅香 葉子 朱 祐珍 植田 浩司 下薗 崇宏 山崎 和夫
出版者
一般社団法人 日本集中治療医学会
雑誌
日本集中治療医学会雑誌 (ISSN:13407988)
巻号頁・発行日
vol.23, no.3, pp.306-311, 2016-05-01 (Released:2016-05-02)
参考文献数
7
被引用文献数
1 2

【目的】ICU再入室に関する危険因子を検討した。【方法】後方視的診療録調査で,2012~2013年にICUを退室した患者のうち,死亡退室,18歳未満の小児患者,データ不備を除いた,生存退室患者879例を対象とした。【結果】ICU再入室は36例であった。独立した再入室の危険因子[OR]は入室時のAPACHE IIスコア[1.11 per point]と輪状甲状間膜穿刺キット挿入[15.5]と主診療科(腹部外科[7.34],頭頸部外科[9.03],その他の外科[4.74])であった。25例が隣接するハイケアユニット(HCU)からの再入室で,再入室理由の18例が呼吸器系トラブルを理由としていた。【結論】入室時の重症度が高く,喀痰排出障害がある患者の再入室のリスクは高く,HCUなどワンステップおいた退室が妥当と考えられる。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (1 users, 1 posts, 1 favorites)

そういや、専攻医の頃にこんな論文書きましたが、今振り返れば、リスク因子の検討だとしても、変数選択多すぎる。 https://t.co/5tuCzizcBL https://t.co/To15wyyeDl

収集済み URL リスト