著者
柳田 紀之 今井 孝成 海老澤 元宏
出版者
日本小児アレルギー学会
雑誌
日本小児アレルギー学会誌 (ISSN:09142649)
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, pp.39-46, 2010 (Released:2010-07-09)
参考文献数
13
被引用文献数
5 4

経口減感作療法の有効性の報告は増えてきているが,現在,経口減感作療法に標準化された方法はない.当院では学童期以降で少量の原因食物の摂取でアナフィラキシー症状が誘発される児を対象に初期量を閾値と同量,1日2回摂取,100%増量とする急速法を6~9日間かけて行なっている.当院の経験とこれまでの報告を交えて適応や方法について検討し,経口減感作療法の標準化の可能性を探ってみたい.

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