著者
江頭 文江
出版者
一般社団法人 日本静脈経腸栄養学会
雑誌
日本静脈経腸栄養学会雑誌 (ISSN:21890161)
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.693-698, 2016 (Released:2016-04-26)
参考文献数
10

摂食嚥下機能が低下した人への食形態は、スクリーニングテストや5期モデルでの評価とともに、覚醒状態やバイタルサインの安定度や栄養状態、姿勢保持、咳嗽反射、むせ、痰がらみの除去に関連した呼吸機能、さらにそこに食事環境のひとつとして、食事介助スキルの視点も加わり、本人の機能だけではなく、総合的に評価され、決定されている。訪問栄養指導では食事時間に訪問することが多く、実際の料理をみて、使用している食材の特徴の違いを判断し、管理栄養士の視点での機能評価も求められる。中でも4期モデルとともに、プロセスモデルを理解することはとても重要である。リスクのある二相性の食べ物にはどんなものがあるかを理解し、誤嚥性肺炎を予防し安全な食形態での支援とともに、二相性の食べ物を一相性に変えて、咀嚼を引き出す工夫もいれた支援が必要である。

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@reha_appli @POTECHI_ST ややこしくなりましたらすみません。 以前受けた勉強会できざみ食が最も咀嚼回数を要する形態である、と発表されていました。 https://t.co/k3QnTJ9rgG

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