著者
横尾 真 岩崎 敦 櫻井 祐子 岡本 吉央
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータ ソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.2_69-2_84, 2012-04-25 (Released:2012-06-25)

本稿では,ゲーム理論の基礎となる標準形の非協力ゲームについて概説する.標準形の非協力ゲームでは,複数のプレイヤが,自身の利得の最大化を目指して,独立かつ同時に行動を選択する.各プレイヤの利得は,自身の行動と他のプレイヤの行動の組合せにより決定される.非協力ゲームの帰結を予測するために,様々な均衡概念が提案されている.本稿では,標準形の非協力ゲームの基礎となる用語と均衡概念について概説する.また,単純に標準形の非協力ゲームを記述した場合,その記述量はプレイヤの数に対して指数的に増加する.本編では,ゲームの簡潔な記述方法であるグラフィカルゲームと混雑ゲーム,およびこれらのゲームにおいて均衡を計算するためのアルゴリズム/計算量について概説する.

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横尾 真, 岩﨑 敦, 櫻井 祐子, 岡本 吉央,『計算機科学者のためのゲーム理論入門』シリーズ第1回 非協力ゲーム(基礎編),

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あんまり自分の感覚を説明できてる気がしない,この辺が関係あるのかなあ https://t.co/NIp5JvSLzw
本日は,ゲーム理論リーディングマラソンの初回「非協力ゲーム(基礎編)」です.読了なさったら,本ツイートをお気にいりに! 次回は二日後の8/22ですよ. http://t.co/4iYbOX1bhv #jssst2015
@its_out_of_tune まぁそれは良いとして参考資料 「計算機科学者のためのゲーム理論入門」 https://t.co/HyOn3vl8WF https://t.co/oioOBy1xl6

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