著者
辰巳 敬
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.47, no.6, pp.378-381, 1999-06-20 (Released:2017-07-11)
参考文献数
3
被引用文献数
1

有機溶媒・有機溶剤は麻酔作用や皮膚・粘膜刺激性などの急性毒性も問題であるが, 繰り返し長期にわたって使用されることが多く, 神経系, 肝臓, 腎臓, 血液などに障害を与える慢性毒性に注意する必要がある。有機溶媒の毒性については, 第1種から第3種までに分類され, 発ガン物質であるベンゼンは別に特定化学物質に指定されている。有機溶剤については蒸気圧と許容濃度の比の大きいもの程危険性が高い。今後, 毒性の低い有機溶媒への転換や, 脱有機溶媒化の技術が重要となってくる。

言及状況

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大量長期でないなら大丈夫な場合がおおいとおもいますが、ひどい匂いは用心する。 絶対的な安全性は保証の限りではないと思います。 https://www.jstage.jst.go.jp/article/kakyoshi/47/6/47_KJ00003520896/_pdf

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@x__ok 高度に分留されていないものである場合、有機溶剤と同等の毒性が残留していると考えられる。 https://t.co/Lkxh4yMurI 更に、消火剤としてハロゲン化合物が大量に散布されていたとしたら… 皮膚に触れないように作業が原則であるし、希薄であれ気化物を長時間吸引も中毒になる可能性は否定できない

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