著者
原 博
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.48, no.6, pp.385-389, 2000-06-20 (Released:2017-07-11)
参考文献数
2

生体のしくみが精密に明らかになるにつれ, それに関与する医薬品や農薬, さらに情報機器に多用される液晶においても光学活性化合物の理解とそれらの入手が必須となってきた。また, 大学入試においても光学異性体について他の異性体を含めて頻繁に出題されるようになってきた。どの高校の教科書にも光学異性体の存在と簡単な説明がある。不斉炭素が一つのときはわかりやすいが, 二つ以上のものについては記述がないか, 混乱しているものもある。本稿では立体異性体の分類とそのなかでの光学異性体の位置, およびその周辺を整理して解説する。

言及状況

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「光学異性体」について知りたい。 「エナンチオマー」や「ジアステレオマー」とも呼ばれる。 特定の事項ではなく、教科書や参考書的な知識の記載がある資料が知りたい。

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