著者
清水 優史 谷田 好通
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 B編 (ISSN:03875016)
巻号頁・発行日
vol.48, no.434, pp.1936-1944, 1982-10-25 (Released:2008-03-28)
参考文献数
9

血圧測定のよりどころであるコロトコフ音の発生機構のうち最低血圧でのそれを, 実験及び理論計算により明らかにした. コロトコフ音は外圧によりいくぶん圧平された管部を圧力波が出播する際, 波の先頭部に形成される圧力不連続面(衝撃波面)が管を急激に膨張させることにより生ずる. この衝撃波面は管法則の非線形性に起因する波の追いつき現象により作られ, その強さは管の圧平の度合と圧平部長さにより決定される.

言及状況

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ちなみにコロトコフ音は「動脈内で起こる乱流による音」ではないです。(wikiも間違ってます) 1980年代に私の恩師が音の発生原因を解明したのですが、いまだに間違って説明されることが多いので、そのたびに「違うよ」って言ってます。 https://t.co/t5OaLRlsFr https://t.co/bla3KBlkyw https://t.co/AvfJVmi3Vo

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