著者
高安 秀樹
出版者
公益社団法人 高分子学会
雑誌
高分子 (ISSN:04541138)
巻号頁・発行日
vol.48, no.2, pp.66-69, 1999-02-01 (Released:2011-10-14)
参考文献数
12
被引用文献数
2 1

複雑さに関する研究とフラクタルの概念をレビューし,フラクタルが複雑さの理想形であること,さらに,フラクタルが形だけでなく,時間変動や分布の解析に対しても有効であることを述べる. フラクタルが相転移の臨界点で生じる性質を議論し, なぜ通常不安定な臨界状態が安定化するのかを説明する.

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