著者
松永 和人
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.105, no.6, pp.950-956, 2016-06-10 (Released:2017-06-10)
参考文献数
10

喘息の病像は多様であるが,気道の慢性炎症は一貫した特徴である.呼気一酸化窒素濃度は,気道の好酸球性炎症を捕捉するバイオマーカーである.喘息を疑わせる呼吸器症状に加え,気道炎症の存在は喘息の診断を支持する.本稿では,気道における一酸化窒素(nitric oxide:NO)の産生機序,呼気NO濃度測定の方法と留意点,喘息の診断や慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease:COPD)の鑑別における呼気NO濃度測定の役割について最近の話題を提供する.

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@MitNak5 PCRはカルモジュリンを見ているのではないか?の仮説を調べる過程でエンドトキシンも出て来ました。カルシウム依存ではない部分です。https://t.co/5fefdbgjZ0
これを参考にするとして200ppbをこえる呼気NO濃度をたたき出した。上位1%には食い込んでるっぽい。サンプル1だけど、前回より症状は楽なので100も200もかわらんのかな。 https://t.co/KDQyRdPEMb
精密検査の結果、呼気NO濃度値がなかなかの値を叩き出したようで、4年ぶり2回目の吸入ステロイド薬をもらってきたw 健常者の上限値は超えたけど、喘息患者の基準値以下でびみょ〜 https://t.co/SKzhEYsIqJ

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