著者
溝渕 雅広 濵内 朗子 佐光 一也
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.105, no.8, pp.1388-1394, 2016-08-10 (Released:2017-08-10)
参考文献数
15

妊娠適齢期の女性に対する抗てんかん薬治療で注意することは,1)結婚以前から催奇性を含めた情報を伝える,2)挙児希望するときは早期から投薬の調整を行う,3)安全な妊娠の継続・出産ができるよう発作の抑制に留意し,産科医と連携する,4)母乳の授乳は可能である,5)催奇性,低IQ(intelligence quotient)児・自閉症スペクトラム障害の頻度が増加するため,できる限りバルプロ酸は避ける,6)産後うつに注意し,周囲の協力を助言する.

言及状況

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@h8n_makiko イーケプラ単薬の場合、胎児に奇形が生じる確率は2.4%です。 高くないように感じますが抗てんかん薬は胎児の栄養素の1つ葉酸を制限しているので、注意しておく方が安心かと思っています

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