著者
浅井 信博 三鴨 廣繁
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.107, no.11, pp.2282-2289, 2018-11-10 (Released:2019-11-10)
参考文献数
11
被引用文献数
1

嫌気性菌は,全ての臓器における感染症に関与しており,破傷風やボツリヌス症等を除けば,その原因の多くは,宿主自身が保有する常在菌による内因性感染である.それらの菌の分離頻度は,検査の特性上,施設間で差があるのが現状である.その重要度とは裏腹に認知度が低い嫌気性菌であるが,昨今ではBacteroides fragilisのカルバペネム系薬への耐性等,臨床上問題となり得る耐性菌の出現も確認されるようになってきた.本稿では,嫌気性菌感染症の一般的内容から最新のトピックスまで述べたい.

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嫌気性菌感染症 それらの菌の分離頻度は,検査の特性上,施設間で 差があるのが現状である.その重要度とは裏腹に認知度が低い嫌気性菌で あるが,昨今ではBacteroides fragilisのカルバペネム系薬への耐性等,臨床上問題となり得る耐性菌の出現も確認されるようになってきた. https://t.co/I3KENBezIC

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