- 著者
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相馬 一亥
- 出版者
- 一般社団法人 日本内科学会
- 雑誌
- 日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
- 巻号頁・発行日
- vol.81, no.6, pp.840-845, 1992-06-10 (Released:2008-06-12)
- 参考文献数
- 5
気管支喘息の重積発作の死亡率は0~38%と決して低いものではない.臨床症状,理学所見から重症度を的確に判断し,検査として動脈血ガス分析は不可欠である.重積発作の症例は集中治療室,あるいはそれに準じる管理ができる体制が必要である.治療の目標は喘息死の予防,患者の臨床症状を改善し,可及的速やかに肺機能を改善し,そして改善された状態を維持して,再燃を防止することである.そのための的確な気管支拡張薬投与と,人工呼吸管理を中心に述べた.