著者
二宮 治彦
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.88, no.6, pp.980-985, 1999-06-10 (Released:2008-06-12)
参考文献数
5
被引用文献数
1

巨赤芽球はビタミンB12あるいは葉酸の欠乏により造血細胞のDNA合成が障害され発症する.ビタミンB12欠乏性巨赤芽球性貧血には悪性貧血と胃切除(おもに全摘)後に発症するものが多い.診断にはビタミンB12や葉酸の欠乏を明らかにするとともに,欠乏の成因を明らかにすることが重要である.終生の維持療法が必要となることも多く,合併症に注意した臨床観察が求められる.

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おっしゃる通り他疾患の鑑別は必至ですが、症例は粉ミルクに変えて貧血改善し、診断に結びついたそうです。 元々巨赤芽球性貧血の原因の一つにヤギ乳による哺乳保育(https://t.co/lUpb2LQkTb)は挙げられてるんですよね。 https://t.co/ZYznCHbmIO https://t.co/EOyCbFb8L3

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