著者
二村 文人
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.60, no.9, pp.21-28, 2011-09-10 (Released:2017-05-19)

旧派の連句が、実際には蕉風をどのように継承しているかということを作品に即して検討する。そのために、蕉風伊勢派の俳諧を現代に伝え、付けと転じが連句の特質であると説いた根津芦丈を中心に、親交のあった三人が巻いた歌仙「小鳥来る」の巻を取り上げる。各務支考が体系化した「七名八体説」の八体論がどのように意識されているのかを明らかにしながら、現代連句の課題にも言及する。

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そういう出自なので親しい連句仲間でも立花北枝の附方自他伝を嫌う人も多い。 https://t.co/VcZZe86xsS でも今となっては、自他を読めない人は古典和歌に足を踏み入れたことがない人なんだなって思ってしまう。自他をとっさに判別できるようになることで古典和歌読解はかなり楽になる。

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