著者
飯島 尋子 西村 貴士
出版者
一般財団法人 日本消化器病学会
雑誌
日本消化器病学会雑誌 (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.117, no.1, pp.30-42, 2020-01-10 (Released:2020-01-15)
参考文献数
122

この約20年間に,超音波エラストグラフィが利用可能になったことで,非侵襲的な方法で肝線維症の診断と病期判定が可能になり,肝臓学の臨床診療が変わりつつある.しかし慢性肝疾患には複数の成因があり,それにより測定値が異なる.また肝線維化の評価だけでなく,予後予測,および経過観察も重要である.超音波エラストグラフィには,strain(ひずみ)イメージング,transient elastography,p-SWE,2D-SWEがあり,すべてにおいて肝線維化診断は可能である.それぞれの方法,臨床的有用性などについて述べる.

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脂肪肝とか、繊維化のエコーによる診断の総説を貼っときます。 https://t.co/7bD81cWj9j

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