著者
杉林 堅次
出版者
公益社団法人 日本油化学会
雑誌
オレオサイエンス (ISSN:13458949)
巻号頁・発行日
vol.17, no.11, pp.549-558, 2017 (Released:2019-08-05)
参考文献数
23
被引用文献数
1

簡便なDDSとしての外用剤と経皮吸収型製剤(TDDS)を今後さらに開発・発展させていくためには,皮膚の構造について理解し,薬物の経皮吸収について十分理解することが必要である。ここでは,経皮吸収経路とその速度論について,さらには特に外用剤の評価で重要となる皮膚中濃度動態について解説した。また,実用化に当たって重要である吸収促進剤の利用や外部エネルギーを利用した製剤化に関しても説明した。今後は,AIやIoTの発展に伴い全く新しいタイプのTDDSが世に出ると期待される。今はまさに将来のために過去を振り返る時であると思われる。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (3 users, 3 posts, 0 favorites)

@7lpu8bdFHvQYKbx @POPO16821125 吸収作用とかも調べてみましたが論文によっても主張が異なりそうですし、無学のはちべえにはてんで分からなそうです
よく考えたら薬剤の浸透も皮膚中の拡散で記述されるわけで、普通に貼ってても数時間単位でじわじわ効く=時定数も大きいってことだから、剥がしてもしばらく効きそうなのは妥当だよな。というか、調べたらちゃんとそういうモデルの研究もあって、ですよねーという気持ち https://t.co/gYphP22GSC

収集済み URL リスト