著者
合田 秀人 岩井 浩一 谷内 勇太
出版者
日本理学療法士学会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
pp.11737, (Released:2020-05-29)
参考文献数
21

【目的】地域理学療法における評価指標の使用状況および臨床で必要とされる評価指標の条件(以下,必要条件)を明らかにする。【方法】対象は茨城県の介護保険制度に基づく理学療法実践者とし,郵送法により質問紙調査を行った。【結果】使用状況としては,Range of Motion が94.2%,Manual Muscle Testing が93.2%,片脚立位が73.8%と,これらの評価指標は使用頻度が高かった。必要条件としては,「短時間で実施できる評価指標」が選択された割合は91.6%と非常に高かった。評価対象領域としては,身体構造や心身機能よりも,活動,参加およびQOL に関連する評価指標が必要とされていた。【結論】介護保険制度に基づく理学療法実践者の評価指標使用状況および必要条件が明らかになり,これらは,年齢,性別,地域理学療法領域での勤務年数によって影響される可能性が示唆された。

言及状況

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ICFのスコアリングをきちんとしてるところをあまり見た事ないし、FAIの使用状況がめっちゃ低いのが気になる。 地域理学療法における評価指標の使用状況と評価指標の条件に関する調査報告 https://t.co/A3J7pMEg0J

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