著者
小川 真 猪原 秀典
出版者
日本口腔・咽頭科学会
雑誌
口腔・咽頭科 (ISSN:09175105)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.77-84, 2013 (Released:2013-05-15)
参考文献数
22

咽喉頭症状のみを有する症例における咽頭後壁濾胞の所見とI型アレルギーとの関連性を調査するために, 吸入抗原特異的IgEの有無と抗ヒスタミン剤の効果との関連性について検討した. 全24例中17例において少なくとも1つの特異的IgEが陽性であった. 全症例に抗ヒスタミン剤を12週間投与し, 披裂部浮腫を伴う症例に対してはプロトンポンプ阻害剤を併用したところ, 特異的IgE陽性群では, 症状の程度が改善した症例および咽頭後壁濾胞数が5個未満に減少した症例の割合が経時的に増加したが, 陰性症例では変化が乏しかった. 以上の結果より, 咽頭後壁濾胞所見が咽頭におけるI型アレルギーの診断の手がかりとなる可能性が示唆された.

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咽喉頭症状のみを有する症例における咽頭後壁濾胞と Ⅰ型アレルギーの関連性 https://t.co/ssi2z9p1oG 鼻咽頭粘膜への抗原刺激により咽頭後壁濾胞が即時的に形成されることを示している.従って,先述のように花粉症症例において花粉飛散の時期が終了して抗原刺激が消失したために
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