著者
吉田 空久 内田 圭一 宮本 佳則 南場 敬志 柿原 利治
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.79, no.1, pp.2-9, 2013 (Released:2013-01-24)
参考文献数
22

延縄や籠網などの受動的漁具では,漁具の浸漬時間や操業時間帯などの時間的要素が漁獲の成否に与える影響が大きい。本研究では,東京湾のあなご筒漁業を対象として,1 尾目のマアナゴが入筒した時刻を計測する装置を開発した。開発した計測器は,室内実験で動作検証を行った上で,実海域での計測実験を行った。延べ 192 件のうち 85 件の実験筒でマアナゴの入筒時刻を計測できた。夜行性と考えられているマアナゴであるが,日中の漁具投入にも関わらず,漁具投入後 1 時間以内に 35%,さらに全体の 63% が日没前に入筒していた。

言及状況

外部データベース (DOI)

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@Bakemogu 穴子もこの習性を利用して、蛸壺漁みたいに筒を沈めて漁ができるんかいな!? ・・・と思ったら、本当にやってた(^_^; 》 参考論文ページ https://t.co/Ef8D9zxubD

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