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それは、F原子の特異性にあります。フッ素は、全ての元素中で最も電気陰性度が高く、かつ原子半径が水素にきわめて近い特性を持ちます。このため、天然あるいは天然類似化合物のHをFに変えることで、生体内では、ご認識してしまいこれを取り込んでしまうのです。これをminic効果(擬態効果)といいます。 昆虫の擬態と同じ意味です。 しかし、取り込んだ化合物は、C-Hとは異なり強い結合力とFの電気陰性度に ...
何か酸化剤を使いませんでしたか?酢酸鉛あるいは過酸化水素など。コバルト(Ⅲ)イオンは不安定で、そのままの塩化物では塩素と塩化コバルト(Ⅱ)に分解します。 2Co(Ⅲ)Cl3⇒2Co(Ⅱ)Cl2+Cl2 反応機構は Co(Ⅱ)⇒Co(Ⅲ):酸化剤 次いでエチレンジアミンと反応し 3 H2N-CH2-CH2-NH2 + Co(Ⅲ)⇒[Co(Ⅲ)(H4N2-C2H4)]^3+ ...
合金分析の場合、合金に含まれる銅イオンを除去するために陰イオン交換樹脂を使う分析がJISで決められています。答えは、銅イオンの除去です。 「銅及び銅合金中の亜鉛定量方法」JIS H 1062、規格(「鉱石中の亜鉛定量方法」JIS M 8124 など)も参照とありますから、銅イオンが関連していると思われます。 下記文献では銅イオンの除去とあります。 (陰イオン交換樹脂分離-EDTA滴定 ...
0-フェナントロリン法とは、Fe(Ⅱ)イオンと0-フェナントロリンの配位(3分子、6配位)の錯体を形成する際、鉄イオンの酸化還元指示薬(標準酸化還元電位 E0 = +1.06 V) として滴定分析、あるいは0-フェナントロリンのFe(Ⅱ)の吸光光度分析よりFe(Ⅱ)イオンの定量分析用試薬として用いられます。 0-フェナントロリンの2つのN原子の不対電子対が鉄イオンに配位することで錯体形成が行 ...