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ダイヤモンドには価値がある、その辺に転がっている石には価値がないなどの「価値観」は、「ダイヤモンドには価値がある、その辺に転がっている石には価値がないなあ」と、今、現実に頭で考えている判断・認識作用とは別個のものと考えます。 仏教のアビダルマの中に、心王・心所という言葉があるのは御存知だと思います。心所は詳しくは、心所有法、すなわち心王に所有される法のことで、心王とともに働く個々の心のことで ...
大衆部の歴史を考察する論文として、塚本 啓祥博士の『南インド仏教史の問題点』という論文があります。 それによりますと、南インドにおける仏教展開の基盤は、現存の仏教遺蹟から推定しうるとし、部派の名称としては、グプタ以前では大衆部系七派、上座系六派が関係をもつが、グプタ期には大衆部系一派と大乗の二例にすぎないとしています。 https://www.jstage.jst.go.jp/arti ...
『甘露味論』 【問】色蘊とはなにか。【答】もろもろの四大種所造である。十二処から意をのぞいた諸々の処(すなわち五根・五境)と法処におさめられる無表色(無教色)と、これを色蘊という。この色蘊には有見・無見(可見・不可見)の2種ある。有見とは一処すなわち色処であり、無見とは九処と法処におさめられる無表色とである。また、三種の色がある。〔すなわち〕有見・有対の色があり、無見・有対の色があり、無見・ ...