著者
松島 央龍
出版者
龍谷大学
雑誌
龍谷大学大学院文学研究科紀要 (ISSN:13433695)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.A1-A23, 2007

言及状況

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『甘露味論』 【問】色蘊とはなにか。【答】もろもろの四大種所造である。十二処から意をのぞいた諸々の処(すなわち五根・五境)と法処におさめられる無表色(無教色)と、これを色蘊という。この色蘊には有見・無見(可見・不可見)の2種ある。有見とは一処すなわち色処であり、無見とは九処と法処におさめられる無表色とである。また、三種の色がある。〔すなわち〕有見・有対の色があり、無見・有対の色があり、無見・ ...

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