- ホーム
- Facebook
- 吉野 亜湖
投稿一覧(最新100件)
今日の疑問。
「茶殻」の初出についてです。
江戸時代の煎茶関係の手元で読める書を見ても、
「茶かす」「残茶」という表現はありましたが、「茶殻」という言葉を見つけられませんでした。
国会図書館近代デジタルライブラリーで西鶴の『日本永代蔵』に、「茶のだし殻」の話があるようです。(というのは、ここで確認できたのは活字本なので、原本も同じ表現になっているのか、確認してみます)
そのお話は、ざっと ...
今日の疑問。
「茶殻」の初出についてです。
江戸時代の煎茶関係の手元で読める書を見ても、
「茶かす」「残茶」という表現はありましたが、「茶殻」という言葉を見つけられませんでした。
国会図書館近代デジタルライブラリーで西鶴の『日本永代蔵』に、「茶のだし殻」の話があるようです。(というのは、ここで確認できたのは活字本なので、原本も同じ表現になっているのか、確認してみます)
そのお話は、ざっと ...
「抹茶から突撃錠へ」
大阪のパン屋で「*最近秘密裏に製造され」ている
抹茶を原料とした「突撃錠」キャラメル
日本軍の熱量食(一粒で300カロリー)として配給されていたそうです。
*ここで書いた「最近」とは、昭和12年ころのお話。
『静岡県茶業史 続編』「抹茶から突撃錠へ」1226pに掲載されています。面白かったので^^ご紹介。
http://kindai.ndl.go.jp/info:nd ...
山東京伝「金金先生造化夢」1974年
翻刻版(デジタル公開版)を、沢村氏が見つけてくださいました。
これは、主人公がお茶漬けでもたべようかなと、「茶の煮花」を作るうちにウトウトして、お茶漬けを作るまでの多くの人がかかわって、天地の恵みも受けながら、やっといっぱいのお茶づけができるというお話なのですが、
茶園や茶摘み風景が出てきたり、湯気薬缶に茶釜、土瓶まで出てきて、江戸時代のお茶の光景の宝庫 ...
江戸時代に刊行された煎茶書のリスト作成中です。
1700年代後半から煎茶書の出版が目立ち、1800年代に、調べられた限りですが、なぜか一時期(10年間くらい)空白期間があります。
『茶経』は、「煎茶書」 (煎茶に興味がある人を対象にした本)の分類に入れるべきか、抹茶茶道書との比較という意味で、迷ってます。
書籍名だけでは、抹茶道の書か煎茶書かわからないので、ウェブ公開があると大変助かります。
...
「なぜ新茶は香味が良いか?」
大正期に書かれたお茶の本『茶飲み話』には、当時の答えが書いてありました。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1018817/57
煎茶の飲み方は、「沸かしたての湯」が良いとあります。これは、同じころに来日したユーカースも日本旅行記に「日本人は、お茶を淹れるときに、わざわざ(その都度沸かして)沸かしたての湯を使う」とあったのと重なる ...
「なぜ新茶は香味が良いか?」
大正期に書かれたお茶の本『茶飲み話』には、当時の答えが書いてありました。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1018817/57
煎茶の飲み方は、「沸かしたての湯」が良いとあります。これは、同じころに来日したユーカースも日本旅行記に「日本人は、お茶を淹れるときに、わざわざ(その都度沸かして)沸かしたての湯を使う」とあったのと重なる ...
そして資料は、ペルリ提督 日本遠征記の話題。
こちらを見ると、「ペリーが日本上陸ではじめて”おもてなし”を受けたのは、お茶だった」と言い切っていいでしょうか?
国立国会図書館近代デジタルライブラリー『ペルリ提督 日本遠征記』「空茶一杯の待遇」
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/992335/36
(・・ということで、まだ幕末の話題についての資料書 ...