著者
須賀 丈
出版者
長野県環境保全研究所
巻号頁・発行日
no.6, pp.45-50, 2010 (Released:2011-07-20)

高山の生物は地球温暖化の影響を受けやすいと考えられている。その実態をモニタリングするため、気象観測拠点のある北アルプス八方尾根の亜高山帯の自然草原で、「モニタリングサイト1000里地調査」に準ずる方法をもちいたチョウ類のトランセクト調査を開始した。2009年の6月から9月にかけて行った調査の結果、11種のチョウが確認され、このうち4種がレッドデータブック掲載種であった。調査時に晴天でない場合もあったが、そのようなデータも記録する価値があると考えられた。広域分布種も含め、記録されたチョウ類は現在の八方尾根と周辺の環境条件をよく反映していると考えられた。

言及状況

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編集者: Alpsdake
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