著者
鳥居 貴佳 近藤 徹弥 半谷 朗 三井 俊
出版者
愛知県産業技術研究所
巻号頁・発行日
no.10, pp.82-83, 2011 (Released:2013-10-08)

イチジクが有する抗アレルギー作用を効果的に利用するため、培養細胞を用いたβ‐ヘキソサミニダーゼ遊離阻害率を脱顆粒反応の指標として抗アレルギー作用を示す成分の特性を検討した。イチジク果汁をHP-20樹脂に添加して、80%メタノールで溶出することにより抗アレルギー成分を粗精製した。これをポリビニルポリピロリドンに接触させたところ、β‐ヘキソサミニダーゼ(β‐HEX)遊離阻害率が低下した。このことからポリフェノールがβ‐HEXの遊離に関与していることが考えられた。また、沸騰水中で加熱処理したところ、β‐HEX遊離阻害率が未処理の試験区と比較して高くなった。

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[インナーケア] 2011年論文 いちじくに抗アレルギー作用

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