著者
長田 亨 五十嵐 俊成 吉田 慎一
出版者
北海道農事試驗場北農會
巻号頁・発行日
vol.80, no.3, pp.2-9, 2013 (Released:2014-03-06)

「ゆめぴりか」の品質・食味管理目標を検証し,これを満たす栽培指針を策定した。アミロース含有率19%未満となる予測指標として出穂期後20日間日平均気温積算値430℃以上が有効である。また,出穂期判断の目安としてDVR法による出穂期予測モデルを作成した。出穂期後20日間日平均気温積算値430℃以上を確保できる出穂期晩限と出穂期予測モデルから,平年気象でアミロース含有率19%未満となる移植晩限の算出が可能である。タンパク質含有率7.5%未満の「ゆめぴりか」を生産するには,タンパク質含有率が高まりやすい圃場への作付けを避け,施肥標準量の窒素施肥を行うこと適切である。収穫適期は出穂期後日平均気温積算値で950~1000℃が目安となる。

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ゆめぴりかについては北農第80巻 第 3号 に”ブランド米生産に向けた「ゆめぴりか」の栽培指針”(https://t.co/PSq7a1FUqO)が出ていて、美味しくなる指標値として出穂期後20日間日平均気温積算値4300℃以上が有効としているので、これが1950年ころの気温で可能かとか検証するのがファクトチェックでは。

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