著者
坂田 宏志 岸本 康誉 関 香奈子
出版者
兵庫県森林動物研究センター
巻号頁・発行日
no.3, pp.26-38, 2011 (Released:2017-11-16)

・兵庫県のツキノワグマの自然増加率や個体数の推定を、階層ベイズモデルを構築し、マルコフ連鎖モンテカルロ法によって推定した。・推定モデルは、出没情報件数、捕獲数、捕殺数、標識放獣数とその再捕獲数などの管理業務から体系的に得られるデータをもとに構築し、ブナ科堅果類の豊凶の影響を補正するモデルとした。・自然増加率は堅果類の豊凶によって変動するが、平均して20%前後と推定され、凶作の年でも減少していた可能性は低いと推定された。・個体数は、順調な増加傾向にあり、2010年当初の段階で、中央値で650頭程度(90%信頼限界では300~1,650頭程度)であると推定された。

言及状況

Twitter (2 users, 2 posts, 0 favorites)

生息個体数の推定はかなり面倒なもよう https://t.co/Aott2mlEHA
@aoisora25829324 地域差はありますが、今も自然破壊で熊がエサや住まいを失っているという前提をまず疑うべきかもしれません。 https://t.co/Jd2hMinBaA 環境省の推定では全国で15000頭ほどいるということになっていますが、2019年には全国で5600頭以上捕殺されています。 年毎に捕殺数は大きく変動していますが

収集済み URL リスト