著者
上和野 満雄 上ノ山 周 山本 一巳
出版者
The Society of Chemical Engineers, Japan
雑誌
化学工学論文集 (ISSN:0386216X)
巻号頁・発行日
vol.21, no.4, pp.760-765, 1995-07-10
被引用文献数
5 3

本報で提示するリアルタイム多点温度計測法は測定対象物における多点の温度を同一時刻に計測しパーソナルコンピュータにて一定時間間隔で表示できるものである.すなわち, リアルタイム多点温度計測法の基本的な原理は, 多数の熱電対で検出された出力信号をアナログ信号として増幅し, 一定時間間隔毎に同一時刻にサンプル&ホールド回路に取り込み, ホールドしている間にアナログマルチプレクサによって各ホールド回路から, 順次トランジェントメモリー内でA-D変換してパソコンにより処理し表示できるものである.本測定により, 非定常的にして時々刻々と変化をする熱移動現象を詳細に捉えることができる.<BR>応用例としては, 従来から使用されている走査型測定法に比して, 本法の有用性を両者の測定法を用いた攪拌槽内の熱的混合状況の測定により明らかにすると共に, 重合時における槽内の温度分布変化の測定を試みた.

言及状況

外部データベース (DOI)

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@fffw2 休憩中軽く見ていましたが、こんな論文がありました。 CiNii 論文 - 『リアルタイム多点温度計測器の試作-高粘度撹拌槽における伝熱状態の測定への応用』 https://t.co/Qh9dK0FXxR #CiNii

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