著者
植竹 徹 渡部 学 奈良 松範
出版者
日本火災学会
雑誌
日本火災学会論文集 (ISSN:05460794)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.1-7, 1996-04-30
参考文献数
14
被引用文献数
1

避難計算のための流動係数は重要なパラメータの一つである。現代の出入口および階段降り口における群集の流動係数を求めるため,終着駅での通勤客の降車状況や映画館・劇場での終演時の観客の退場状況や混雑時の駅ホーム階段降り口における群衆の動きをビデオを使い実測した。<br>実測の結果,出入口における流動係数は,滞留人数の多い方が流動係数が大きくなり,また,過去の同様な実験のデータに比べ,出入口における流動係数が大きくなった。出入口の通過人数は開口幅により階段的に増加すること,階段降り口部における流動係数は人数が多くなると滞留人数には因らず一定になることを明らかにした。<br>(オンラインのみ掲載)

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? 出入口および階段降り口における群集の流動係数について(植竹 徹ほか),1996 https://t.co/Z68k748pE3

収集済み URL リスト