著者
諏訪 元
出版者
The Anthropological Society of Nippon
雑誌
Anthropological science : journal of the Anthropological Society of Nippon (ISSN:09187960)
巻号頁・発行日
vol.102, no.5, pp.479-488, 1994-12-01
参考文献数
61
被引用文献数
1

初期人類の化石記録は南アフリカでの1930年以降の大量発掘, 東アフリカでの1970年代の発見ラツシュを経, 今日では1500点を越す標本群からなる. これらの化石標本はアファール猿人, アフリカヌス猿人, 初期ホモ属, およびロブスト型猿人 (エチオピクス猿人, ロブストス猿人, ホイセイ猿人) に分類される. 本小論ではこれらの初期人類の系統関係をめぐる現理解と問題点をまとめ, アファール猿人の実体, アフリカヌス猿人の系統的位置, ロブスト型猿人の進化様式とホモ属の出現について論じる.

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