著者
シュアイブ M. ファイズ 森泉 昭治 清水 浩
出版者
The Japanese Society of Agricultural Machinery and Food Engineers
雑誌
農業機械學會誌 (ISSN:02852543)
巻号頁・発行日
vol.64, no.4, pp.61-67, 2002-07-01
被引用文献数
2

本研究はトラクタ運転者の操作技能に関する基礎的データを求め, 歩行型トラクタ操作の習熟過程を人間工学的視点で分析するために実施された。<br>実験結果では, 作業誤差レベルと初心者の生理的負担との間に相関関係があることが注目される。初心者は運転操作実験の初期に作業誤差が大きいが, これは高い精神的緊張と不慣れな動作に起因すると推察される。初心者のトラクタ操作時の生理的負担は, 作業誤差の減少と共に軽減した。諸分析結果より, 初心者が熟練者の技能レベルと生理的負担に到達するには, 正味24時間の運転操作時間が必要であると推定された。また, トラクタ操作の習熟過程は3段階に分け得ることが分かった。

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こんな論文どうですか? トラクタ操作の習熟過程に関する人間工学的研究 : 歩行型トラクタによるロータリ耕うん作業(シュアイブ M. ファイズほか),2002 https://t.co/Igctrt3z5B

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