著者
小貫 睦巳
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.23, no.6, pp.727-730, 2008-12-20
参考文献数
9

[目的]本研究は理学療法専門学校の授業の中でソーシャル・ネットワーキング・サービス(以下snsと略)を使用した新しいweb授業の試みを行いその効果を探るものである。[方法]理学療法専門学校の内部障害系理学療法学の科目において2007年10月から同2年生40名に対しsns授業を行い,その前後に一般セルフエフィカシー尺度(以下GSESと略)を測定し変化を見た。また終了時にアンケートを行いsnsを活用した学習の利点・欠点についての自由記載の結果より共通する項目等を分類し概括した。[結果]sns授業前後のGSESの変化に有意差は認められなかった。終了時アンケートの結果よりe-learningの効果に基づいたいくつかの特徴がsnsの効果として見られた。[結論]sns授業は,いつでも,どこでも学習が出来,コミュニティの中で他の学生の考えや教員のチュートリアルを受けやすく,web上に情報が残っているので繰り返し見られる環境であることが特徴であり,このことを活かしてより効率的・発展的なe-learningを推し進めることが必要である。<br>

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