著者
山田 潤 松田 秀喜
出版者
日本醸造協会
雑誌
日本醸造協会誌 = Journal of the Brewing Society of Japan (ISSN:09147314)
巻号頁・発行日
vol.104, no.11, pp.866-873, 2009-11-15
参考文献数
26
被引用文献数
2 3

かつお節は古来より使用されてきた日本の伝統的な調味料である。培乾した荒節にカビ付けした枯節は発酵食品といえる。かつお節のDPPHラジカル消去活性は,100℃,30分間の抽出時に最も強い値を示し,鰹だしの抗酸化活性成分として,クレアチニンとフェノール系の2-methoxy-4-methyl-phenol,4-ethyl-2-methoxy-phenolを同定し,さらに鰹だしにより加熱調理時のイワシの酸化が抑制されることを明らかにしたので解説していただいた。鰹だしは醤油加工品であるめんつゆやだし入り味噌などに使用されており,これらの製品においても抗酸化作用が期待される。

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だしの取り方も論文ないかなと思っていたが100℃30分間が最適とか(味ではなく抗酸化成分抽出用 https://t.co/z5tBZXzLWw) 4.0mol/L塩酸が最適(出汁ではなく出汁殻から加水分解たんぱく質抽出用 https://t.co/ScARMvpx2e) とかあんまりガストロノミーでない論文が出てきた。

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