- 著者
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宮本 俊和
古屋 英治
森山 朝正
- 出版者
- The Japan Society of Acupuncture and Moxibustion
- 雑誌
- 全日本鍼灸学会雑誌 (ISSN:02859955)
- 巻号頁・発行日
- vol.58, no.2, pp.166-178, 2008-05-01
- 参考文献数
- 26
- 被引用文献数
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2
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近年、 子供から高齢者まで多くの人がスポーツをするようになってきた。 そのため、 競技スポーツはもとより、 レクリエーションスポーツにおいても安全で快適なスポーツ環境が社会に求められている。 <BR> スポーツ分野の鍼灸のテーマも、 (1)スポーツ外傷・障害の治療(2)スポーツ選手の体調管理(3)生活習慣病の予防(4)競技パフォーマンスの向上など多岐にわたっている。 本シンポジウムでは、 スポーツ鍼灸の研究の現状を報告する。 以下はその概要である。 <BR>1)円皮鍼は長期合宿中に起きる筋疲労を軽減する。 <BR>2)鍼治療は、 高強度の運動によってもたらされる免疫機能の低下を抑制する。 <BR>3)低周波鍼通電は、 マウスの廃用性筋萎縮の進行を抑制する。 <BR>4)円皮鍼は運動後の急性筋疲労や遅発性筋痛に有効である。 <BR>5)M-テストは、 スポーツ外傷の予防とパフォーマンス向上を評価するのに有効である。