著者
岩森 大
出版者
新潟医療福祉大学
雑誌
新潟医療福祉学会誌 (ISSN:13468774)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.71-82, 2002-12

本研究では,ソーセージの品質と消費者嗜好の関係を総合的に捕らえ,評価方法を確立し,商品開発のあるべき方向性について示唆を与えることを目的とした。まず,市販のソーセージ22種について,水分,粗蛋白,粗脂肪,全糖量,遊離アミノ酸,灰分,塩分の定量分析を行った。また,テンシプレッサーによる破断強度の測定を行なった。官能評価では,学生パネル約200名と専門家パネル6∿12名の2種類のパネルを構成した。試料は,一般成分と物性を測定した試料と同じものを用いた。評価項目は,香りについて,風味について,テクスチャーについて,味について,さらに高級感,飽きやすさなどに関する38項目とした。客観的にソーセージの品質特性を探るために,質問項目の中から成分値と対応しているものを選択し,その関係を調べた。さらに,学生164名を対象に,一般的な食嗜好傾向と食行動に関する意識調査をおこなった。そして,相互の関連性について解析した。

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