著者
田中 國介 松井 健二
出版者
京都府立大学
雑誌
京都府立大學學術報告. 農學 (ISSN:00757373)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.95-101, 1987-11-18

バクテリオファージラムダベクターEMBL 3を用いた遺伝子ライブラリーの作製法を植物のDNAに対して効率が上がるように改変した。核DANはイネ胚芽より調製したが, 制限酵素の基質とするためには, セシウムクロライド平衡密度勾配遠心で精製する必要があった。単離したDNAはMbo Iで部分分解し, 主にFrischaufら(J. Mol. Biol. 170 827 (1983))の方法により, バクテリオファージラムダベクターEMBL 3アームと結合した。バクテリオファージDNAとイネ胚芽DNAの結合効率は, ポリエチレングリコール(PEG)6000の添加で上昇した。更に, PEG6000はin vitroパッケージングの効率も上げた。結合反応とパッケージングに対するこの改良された方法は, 植物の遺伝子ライブラリー作製に一般的に適用することが可能であろう。

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こんな論文どうですか? ラムダベクターを用いたイネ遺伝子ライブラリーの作製(農芸化学部門)(田中 國介ほか),1987 http://t.co/jMW7nHd4

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