著者
誉田 貴子 友田 尋子 坂 なつこ 玉上 麻美
出版者
大阪市立大学
雑誌
大阪市立大学看護短期大学部紀要 (ISSN:13447688)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.27-35, 2001

夫婦や恋人など、親密な関係にあるパートナーからの暴力をドメスティック・バイオレンス(以下DVとする)という。この暴力は、被害者が直接受ける場合と第三者に向けられた暴力を被害者が目撃する間接的な暴力も指している。つまり、暴力による被害はDV被害者に限らず、DV家庭で育つ子どもにもあると考えられている。今回、DV被害者を対象に被害の実態と子どもへの影響について調査した結果、DV被害者は、暴力を継続的に受け、不安感や緊張感の中で生活を送っていることがわかった。そして、暴力の存在する家庭で暴力現場を目撃し、また実際に暴力がふるわれる家庭で生活する子どもも被害者と同様に心身に影響を受けていたことがわかった。

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