著者
木山 博資
出版者
旭川医科大学
雑誌
旭川医科大学研究フォーラム (ISSN:13460102)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.4-12, 2001-06-30

雑誌掲載版損傷した中枢神経系は再生しないと考えられていた。しかし、再生能を有する末梢神経系の研究から、再生にかかる分子メカニズムが明らかになりつつあり、その結果をもとにした中枢神経系の再生の可能性が出てきた。また最近、中枢の再生を阻止している分子群の解明が進んでいる。さらに、高齢者脳における神経幹細胞の存在も明らかになり、脳の修復・神経再生医療は、大きな変貌を遂げようとしている。本総説では、この領域における最近の知見を紹介し、今後の展望について考えてみたい。

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こんな論文どうですか? 壊れた脳の修復は可能か(木山 博資),2001 https://t.co/dMUOrPJcVl 雑誌掲載版損傷した中枢神経系は再生しないと考えられていた。しかし、再生能を有する末梢神経系の研究から、…

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