著者
酒井 謙一
出版者
京都工芸繊維大学
雑誌
京都工芸繊維大学繊維学部学術報告 (ISSN:03685896)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.1-10, 2002-03

京都工芸繊維大学 繊維学部学術報告(2001) 第26巻『都会のジャングル』はブレヒトの作品の中では最も難解なものの1つである。ここでは、この劇に影響を与えた4つの作品を取り上げて、それらの影響をブレヒトがいかに自分なりに消化して、作品に作り上げていったかを検証した。これまで必ずしもまともに論じられてこなかった、キプリングの『ジャングル・ブック』の影響を、主人公に敵対する者たちの通称が動物の名前であるということを指摘して明確にし、また、劇中でときどき唐突にはさまれるランボーの詩句を当時のブレヒトの言語観と結びつけて解釈した。

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こんな論文どうですか? ブレヒトの『都会のジャングル』論 : このドラマに影響を与えた4つの作品について(酒井謙一),2002 http://id.CiNii.jp/qAAL
こんな論文どうですか? ブレヒトの『都会のジャングル』論 : このドラマに影響を与えた4つの作品について(酒井謙一),2002 http://id.CiNii.jp/qAAL

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