著者
堀越 二郎
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
東京大学宇宙航空研究所報告 (ISSN:05638100)
巻号頁・発行日
vol.1, no.3, pp.109-121, 1965-07

この調査研究の目的はBAC(英)・Sud Aviation(仏)協同のCONCORDE(マッハ2.2),ボーイング(マッハ2.7)およびロッキード(マッハ3.0)3計画の最近の進ちょく状態,SSTの開発および運航に伴う技術的・経済的および心理的な一般問題,あわせて上記3種類の設計の特徴および一般的特性について簡潔な知識をうるためである.現在SSTについての最大の問題は,技術やSST自体の直接運航費よりも広い意味での経済性にあるようだ.技術者の立場からの最大の興味は,同一目標をねらったボーイング案およびロッキード案,すなわち高翼面荷重の可変後退翼機と低翼面荷重の固定デルタ翼機のいづれに軍配が上るかにある.

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