著者
松永 俊男
出版者
桃山学院大学
雑誌
桃山学院大学キリスト教論集 (ISSN:0286973X)
巻号頁・発行日
vol.37, pp.81-95, 2001-03-01

1996年6月にヴァチカン天文台で,進化論と分子生物学に関する会議が開かれ,27人の諸分野の研究者が1週間にわたって議論を続けた。この会議に基づく論文集『進化生物学と分子生物学:神の行為についての科学的考察』が1998年に刊行された。本稿はこの論集に基づいて,現代のカトリック神学で進化論がどのように解釈されているかを考察するものである。教皇ヨハネ・パウロ2世(在位1978-)は,この会議の直後の1996年10月22日付で教皇庁科学アカデミーに進化論に関する書簡を送付しているが,これについては前稿で紹介し,進化論に対するカトリック教会の態度の変遷を概観した。本稿では,カトリックの神学者が,進化論と信仰の関係をいかに理解しているかを見ていきたい。

言及状況

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[カトリック][進化論][キリスト教][松永俊男][教会と科学] 桃大の科学史の方だけど内容は確かそう。はてなのジャンルは間違いだな。
[キリスト教][進化論] 統計的には、確かに人間だけに見られる神の介入を抽出することは無理っちゃー無理か

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