著者
仲宗根 洋子
出版者
琉球大学
雑誌
琉球大学農学部学術報告 (ISSN:03704246)
巻号頁・発行日
vol.31, pp.51-55, 1984-11-19

登熟甘蔗茎には, パラニトロフェニルリン酸を加水分解する酸性ホスファターゼが存在することを確認した。蔗汁より, 硫安塩析したのちに酸処理した酵素タンパク画分を, ホスファターゼ酵素標品として用いその性質をしらべた。本酵素は至適pHを5.5にもつ酸性ホスファターゼであった。他の植物起源の酸性ホスファターゼとことなって, 本酵素は1mMのEDTAやカルシウムイオンによりほとんど活性を失なった。本酵素は1mMの水銀イオンおよびフッ素イオンの阻害をうけたが, 銅イオンによっては全く阻害されなかった。また, 至適反応温度は50℃にあって, 10分間保持の40℃までは安定であった。

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@spemann このへんなら活性残るんじゃね(ぁ http://t.co/71LID1JxvP

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