著者
石井 智子
出版者
北海道教育大学
雑誌
情緒障害教育研究紀要 (ISSN:0287914X)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.63-72, 1994-03-10

Mと共に歩んだ4年間,それはMとの関わりの道であり,自分自身の再発見の道でもあったと言える。Mは高校入学当初から目立つ存在の生徒であった。この生徒に,これから4年間関わろうとは思ってもいなかった。関わりの中で,Mが母と一番正面から向かい合いたいということがみえてきた。Mは担任教師との葛藤のなかで,遅刻・欠席かかさみ,荒んでゆくのを眼の当たりにした。その中で,Mをできるだけありのままに受け入れることができるようになっていったことや,毎日メモでコミニュケーションを行ったことが,Mとの間に信頼の絆をつくる基盤になったと思われる。筆者との関わりを通じて,自分を受け入れる存在に気付いたことで,Mは自立への道を歩みだしたように思われた。

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こんな論文どうですか? 不登校児Mとのかかわり : 自己の発見をめざしてともに歩んだ4年間(石井 智子),1994 http://id.CiNii.jp/Bs9yL
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