著者
安永 一典
出版者
宝塚造形芸術大学
雑誌
Artes : bulletin of Takarazuka University of Art and Design : 宝塚造形芸術大学紀要 (ISSN:09147543)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.59-77, 1999-03-31

イギリスの18世紀,特にジョージアン期は,王室の権威は失墜し,その結果立憲政治が確立された。その時期貴族,紳士階級が力を持ち,住宅やインテリア,家具に贅をつくすようになる。家具の様式も,王の名を付したものから,デザイナーの名の様式へと変化してゆく。チッペンデール,アダム,ヘップルホワイト,シェラトン達が当時活躍したが,今回取り上げるヘップルホワイトは,出生も不明な地味な存在ではあったが,彼の作品は近代デザインにも通じる,簡易ながらも品格の高いものであり,現在も尚,イギリスでは愛好者が多い。彼が世に訴えたかったものは何なのか,その作品を通して考えてみることとしたい。

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こんな論文どうですか? イギリス・ジョージアン期のデザイナー : (3)ジョージ・ヘップルホワイト(安永 一典),1999 http://id.CiNii.jp/B8ErL

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